『白い窓の向こう側』(しろいまどのむこうがわ)は、ひかわきょうこによる日本の漫画作品。1980年から1981年に、『LaLa』(白泉社)に掲載された。全9話。番外編1話。単行本は花とゆめコミックスから全2巻が、文庫版は白泉社文庫から全1巻が発行された。
高校2年生の聖子と義人は、家も近く幼馴染みで仲がよく、校内でもその関係が噂となっている。しかし、聖子と義人は互いを幼い頃と同じ身近な存在に過ぎないと思っていた。そんな中、聖子は、兄の同級生・太堂と出会う。強引で男らしい太堂に聖子は魅かれていき、同時に、年を重ねるごとに少しずつ男らしさを増す義人を、少しずつ遠い存在に感じられてきたことに気づく。一方、太堂に気持ちが傾いていく聖子に気づいた義人は彼女に告白するが、戸惑う聖子は義人を避けるようになり、2人の関係は気まずくなる。これ以上聖子を困らせまいとする義人は彼女から離れていくが、その時初めて、聖子は自分が本当に好きなのは義人だと気づく。