『新宇宙戦艦ヤマト』(しんうちゅうせんかんヤマト)は、松本零士原作の漫画である。1990年代以降に『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』の続編・新シリーズとして発表された作品のうちの1つである。小学館の月刊誌『コミックGOTTA』の2000年4月号から連載されたが、同誌が2001年7月号で休刊となったため、そのまま連載終了となった。
『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』もしくは『宇宙戦艦ヤマト2』以降のかつてのヤマトシリーズの続編作品とのストーリー上の繋がりについては、松本零士の独自の発想であり、西崎義展プロデューサーによる『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』を踏襲するものではなかった。しかし、作中の地球防衛軍の司令官のセリフでオリジナルのヤマトの結末を「空間の概念も時間の概念も光重力の概念についてさえも無知な、それで何もかもこの宇宙さえ、自分で造ったと思い込んでいた男が1000年前に粉砕したはずだ……」と述べているシーンがあり、オリジナルのヤマトの最期の敵がどういう勢力(あるいは人物)であったかがわずかながらも示唆されているが、ハッキリとは示されていない。