『項羽と劉邦』(こううとりゅうほう)は、横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出版社)に連載された。サブタイトルは『若き獅子たち』(連載時のタイトル)。単行本は全21巻(文庫版は全12巻)が潮出版社から発売されている。
中国史上初の皇帝になった秦の始皇帝は各国を巡り、その威光を広めていた。ある日、始皇帝がうたた寝をすると不思議な夢を見る。日輪が落ちてきて、東から青い服を着た子供と南から赤い服を着た子供が現れ、日輪を巡り喧嘩を始める。青い服の子供が赤い服の子供を72発殴るが、赤い服の子供が1発殴ると青い服の子供が息絶えた。始皇帝が赤い服の子供に素性を尋ねると、「私は堯、舜の末裔…豊沛に生まれ咸陽に入り、ここに義を立て400年の基礎を造る」と言い日輪を手中に治め去っていく、そして始皇帝は夢から覚める。