『STREET FIGHTER ZERO』(ストリートファイターゼロ)は、1995年から1996年にかけてアーケードゲーム雑誌『ゲーメスト』(新声社)で連載されていた中平正彦の漫画作品。
「真の格闘家」を目指すべく旅を続けたリュウは、ムエタイの帝王・サガットをも倒したが、その一撃には非情にして畏怖される力「殺意の波動」が込められていた。リュウは厳しい修行の末に得た力のあり様を前に深い絶望感を抱え込み、格闘の道を捨てようとするが、サガットが自分を倒すために特訓していることをインターポールの新米刑事・春麗から告げられて立ち直る。彼女の捜査に協力する中、謎の力を使う女性占い師・ローズと出会ったリュウは「炎のような二人の男に出会え」と予言される。一人は、ライバルであり親友でもある同門の男・ケン。そしてもう一人は、武神流の男・ガイであった。リュウは二人を追う中、バルログが主催する闇の格闘大会「ブラッディフォレストバトル」に参加するが、その中でサガットの一番弟子・アドンの卑劣な策略にはまり、眠っていた「殺意の波動」を呼び起こされてしまう。「殺意の波動」に支配されたリュウは誰にも手が付けられない破壊の権化と化すが、駆けつけたガイによって制止される。