『甲賀忍法帖』(こうがにんぽうちょう)は、山田風太郎が雑誌『面白倶楽部』(光文社)1958年12月号から1959年11月号まで連載した小説。忍法帖シリーズの第1作にあたる。連載終了直後の同年11月に同社から1冊の単行本化され出版された。
甲賀卍谷と伊賀鍔隠れに潜む一族は、ともに服部半蔵に率いられる忍者群同士でありながら、源平の昔より数百年、互いに憎悪を抱く不倶戴天の敵同士でもあった。服部の統制下、両門争闘の禁制によりかろうじて和平を保っていた。そのような中、甲賀組の首領甲賀弾正の孫・弦之介と伊賀組の頭目お幻の孫娘・朧は恋仲にあり、両家の縁組がすめば長きに亘った甲賀と伊賀の確執も解けるかと思われた。
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