『1812・崩壊』は長谷川哲也による日本の漫画作品。「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)にて掲載。
ロシアと戦争をする為、ナポレオンは50万人の大陸軍を率いて進軍した。行軍の苛酷さに自殺する者が続出する中、最初に到着したヴィルナの街は、ロシア皇帝が退却し無人の街と化していた。補給を現地で略奪した物資で賄ってきた大陸軍は、ロシアの焦土作戦によりたちまち困窮していく事になる。後続の補給部隊は到着せず、兵が飢餓や疫病に苦しむ中、スモレンスクでの戦闘が始まる。ロシア軍は撤退するが、街は焼かれ物資の調達は出来なかった。しかしナポレオンは、更なる進軍を命ずるのだった。(前編)