『義男の青春』(よしおのせいしゅん)は、つげ義春による日本の漫画作品。売込みに失敗し紆余曲折の後、最終的には1974年(昭和49年)11月に『漫画サンデー』(実業之日本社)に3回に分けて掲載された全77頁からなるつげにしては珍しい長編作品で自伝的性格が強い。テレビ東京で『つげ義春ワールド』の一話としてテレビドラマ化され、1998年9月7日・14日に放送された。
貸本漫画の隆興期、若い漫画家津部義男は一家7人の生活を支えていた。出版社へ原稿を持ち込んだ際に、先輩の田山先生に出会う。ある日、田山先生の助手として湯河原温泉の温泉宿を訪れ、宿の女中ヨネ子に好意を持つ。帰京後、東京にヨネ子が訪ねて来、深い仲になる。しかし、お金の無心をしたことから2ヶ月でふられてしまう。