『大正野球娘。』(たいしょうやきゅうむすめ。)は神楽坂淳による日本のライトノベル。イラストは小池定路が担当。トクマ・ノベルズedge(徳間書店)より2007年から2010年6月まで刊行された。さらにこれを原作として、2009年11月までに漫画、ドラマCD、テレビアニメ、および、コンピュータゲームが制作された。。その後小学館時代小説文庫(小学館)より文庫化され、2020年7月より刊行されている。文庫版の挿絵は無く、表紙画のみうさもち。が手がけている。
時は1925年(大正14年)。東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅は親友である小笠原晶子の誘いで野球を始めることになった。きっかけは晶子の許婚である岩崎荘介が晶子に対して発した何気ない一言にあり、それは「女性に学歴など不要」で「主婦として家庭に入るべき」との、当時の社会ではごく一般的な考え方であったが、内心これに反発した晶子は態度を硬化させ、許婚が打ち込む野球でもって彼の鼻を明かしてやり、旧態依然とした認識を改めさせようと思い立つ。