『DATマン』(ダットマン)は、原作:村上龍、作画:漫☆画太郎による日本の漫画。『月刊少年ジャンプ』(集英社)にて2回にわたり掲載された読切作品。単行本未収録。
主人公・耳でか耳男は零細AVスタジオで音響の仕事をしている青年である。ある日、自宅で仕事場のルームトーンを収録したテープを聴いていると、「やっぱり殺さないとだめかなあ…」という謎の声が聞こえてきた。その翌日、仕事の休憩中に同僚と話した際、彼が飼っているペットが病気になり、昨日のルームトーン収録の時に安楽死させようと考えていた事を知り、耳男は他人の心の声を聞く能力を持っていた事に気付いた。ある日、収録したテープを聴いていると、「戻ってこい」「戻りたくない」と男女が言い争う声が聞こえてくる。女性の声の主は現在撮影中のAVの主演女優・トンキの声だと気付いたが、男性の声は全く聞き覚えが無いものであった。一体何の事かと思った直後、鼓膜が破れるような轟音で「もどってこい」という男の声が流れる。翌日、誰が声の主なのか真相を求めるため、耳男は一度も声を聞いたことのないスタッフがいた事を思い出し、彼が言い争っていた男性ではないかと思い話しかけるも、そのスタッフの声は全く違っており、更に男性ではなく女性であった。
▼ 情報(Information) |
原作 | : | 村上龍 | 作画 | : | 漫☆画太郎 | 出版 | : | 集英社 | 掲載 | : | 月刊少年ジャンプ | 最新刊 | : | 1巻 |
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