『通夜』(つや)は、つげ義春による日本の漫画作品。1967年(昭和42年)3月に、『ガロ』(青林堂)に発表された10頁からなる短編漫画作品である。つげの中でも、特に突き抜けたユーモアがある作品。
土砂降りの雨の中、3人の良からぬ風体の男たちが1軒の農家を見つけ駆け込んで来た。家の主である老婆は、「お前ら盗賊じゃな」と言い、息子の通夜で気味が悪いぞ、と脅かすが、男らは気にせず、老婆を土間に追いやって死体の寝かされた部屋に入り込んで来る。「何故にお前らはもっとシミジミできんのじゃ」と老婆が叱責するも意に介せず、死体をくすぐり、供養の念仏はめちゃくちゃになり、挙句の果てに死体をかかえ上げて踊り出す。馬鹿騒ぎを繰り返した翌日雨は上がり、3人は大笑いをしながら出立する。「あの死体め、必死だったぞ」、「それにしても強情な死体だったよな」などというセリフを残し[1]。