『朝霧の巫女』(あさぎりのみこ)は、宇河弘樹の漫画。副題は「平成稲生物怪録」。『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)に2000年3月号から2007年8月号まで連載された。連載終了後も執筆は続行されており、単行本は全9巻で完結となった。
主人公の少年・天津忠尋は、母親の置き手紙によって、いとこである稗田三姉妹が住む広島県三次市に引っ越して来る。到着早々、天狗の面をつけた怪人(乱裁道宗)と彼が呼び出した化物に襲われるが、迎えに来ていた稗田三姉妹によって窮地を救われる。それから毎日、忠尋は化物に襲われる日々を過ごすことになり、やがてこの国の存亡に関わる戦いに巻き込まれていく。