『ナガサレール イエタテール』は、ニコ・ニコルソンによる日本の漫画。ウェブコミック・小説配信サイトのぽこぽこで、2012年(平成24年)2月から2013年(平成25年)1月まで連載された。全12話。2011年(平成23年)3月の東日本大震災で被災した作者自身の家族の避難生活と生家の再建までの道のりをユーモラスに描いたノンフィクション作品。単行本は2013年3月発売、全1巻。
2011年3月、東日本大震災で宮城県山元町のニコルソンの実家が全壊。九死に一生を得た母と祖母は神奈川の親戚宅で避難生活を送りつつ、実家の再建を目指す。しかし建築制限や資金難などの難題に阻まれ、さらに避難生活の最中で祖母の認知症が進行、母は子宮癌を発症。東京在住のニコルソンは、一度は介護と治療のために東京でともに暮すことを提案するものの、生まれ育った土地での生活を望む2人を想い、実家再建を決意。数々の難題を乗り越えた末、震災翌年の12月についに実家跡に新居が完成し、母と祖母は山元町で平穏に生きてゆく。