『世界でいちばん優しい音楽』(せかいでいちばんやさしいおんがく)は、小沢真理による日本の漫画作品。
小さな一軒家で仲良く暮らす母娘・スウとのんのん。スウは、事故で亡くした恋人の皓を思い出しながら、彼との愛の結晶であるのんのんに愛情を注いでいる。のんのんは、スウや、元家政婦の志津、同僚のモーリなど2人を取り巻く心優しき人々の愛情をいっぱいに受けて、天真爛漫に成長していく。スウとのんのんは、絶縁状態だった皓の父と和解し、皓の家庭教師だった豊上と知り合う。豊上に好きだと告げられたスウは、自分も豊上を好きになり始めたことに気づく。皓を思い出して心揺れるスウに、豊上はいつまでも待つと言い残して、単身ロンドンに赴任する。小学生になったのんのんとスウは、わだかまりのあった皓の母とも和解するが、彼女は豊上と取引先の令嬢との縁談を推していた。それを聞いて心乱れるスウに、豊上はロンドンでの仕事を終えたら結婚しようと約束。やがて、帰国した豊上とスウは入籍。結婚式で多くの人たちに祝福される。