『洗礼』(せんれい)は楳図かずおの漫画。『週刊少女コミック』(小学館)に昭和49年(1974年)50号から昭和51年(1976年)16号まで連載された。1996年に吉原健一の監督で実写映画化された。
美貌を誇った往年の大女優・若草いずみは、子役時代からの厚化粧や撮影所の強いライトの影響により、顔に深いしわや醜いあざができていた。幼い頃からちやほやされ、人一倍「美醜」や「老い」といったものに敏感だったいずみは、そのあざのせいで精神の安定を欠くようになり、若さと美貌をとりもどすため、幼児期からの主治医村上の「女児を出産し、その娘に自身の脳を移植をする」というアドバイスを受け入れることにする。