『ダスト8』(ダストエイト)は、手塚治虫による日本の漫画作品。原題は『ダスト18』。
福岡行きの旅客機が見知らぬ島に墜落した。ほとんどの乗客が命を落とす中、10人だけは生き延びるが、それは旅客機が墜落する直前に「生命の山」に接触し、その破片の力で再び命を得たためであった。生存者の内8人は早々島から脱出し、人間界へ戻ることに成功する。一方島を支配する黒い影(名前は設定されていない)は、逃げ遅れた2人のミサキ、さつきという子供と取引をし、他の8人から石を奪えば2人の命は助けるという提案を出す。さつきは喜んで引き受けようとするが、人殺しの真似をしたくないミサキは大反対で2人は揉み合いとなってしまう。ミサキはさつきに無理矢理石を捨てさせ、さつきの死を確認した後、自らも石を捨てて死んでしまう。その後、黒い影は「生命の山」を護る「キキモラ」たちに人間界に戻った8人の石を回収するよう命令する。2匹のキキモラは、石を手放して死んだ2人の子供の体に入り込んで、元の生活に戻っていった残り8人の生存者の追跡を開始する。8人は自分たちが石の力で命を得ていることに直感的に気づき、ある者は石を守ろうとし、またある者は残された時間の中で生命を全うしようとする。