『天堂家物語』(てんどうけものがたり)は、斎藤けんによる日本の漫画作品。『LaLa DX』(白泉社)にて、2014年9月号から2017年9月号まで掲載された後、『LaLa』(同社)に移籍して2018年2月号から連載中。2022年9月時点で紙と電子を合わせた部数が200万部を突破している。
舞台は大正。育ての親である「じっちゃん」を病で亡くした、孤独な少女がいた。彼女の願いは、人助けをして死ぬこと。そして空の上でもう一度じっちゃんに会うことだった。そんな彼女はある日、川に身を投げた伯爵令嬢の鳳城蘭を助ける。蘭はいわくつきの天堂家に嫁ぐことを怖れ、自らの命を絶とうとしたのだ。そんな蘭に少女は、自分が蘭になり代わって天堂家へ赴くことを約束し、蘭に逃げて生き延びるようにと伝える。