『痛快すずらん通り』(つうかいすずらんどおり)は花見沢Q太郎の漫画作品である。週刊ヤングキング(少年画報社)に連載。単行本全1巻(1997年7月、少年画報社)。2005年に花見沢の作品『ちまちまはいすくーる』と合わせた新装版『ちますず』が同社から出た。
結木小太丸(ゆうきこたまる)は大学にめでたく合格し、アパート生活を始める。その初日の晩、草むらで倒れている少女「もみじ」を発見し、行きがかりから晩飯をおごり、アパートの部屋に泊めることになる。数日後、母と喧嘩して家出してきた彼女が再びアパートを訪れ、そこで二人は初めてセックスをする。その後二人の仲は深くなり、しばしばセックスを繰り返す。実は、もみじは母子家庭で父と別居・離婚協議中、母親は次々男を変えては付き合っている。そういった環境での寂しさがプチ家出や小太丸への甘えとなって現れていた。