『てるてる×少年』(てるてるしょうねん)は、高尾滋による日本の漫画作品。2001年から2004年にかけて『花とゆめ』(白泉社)に連載された。
信州の親元を離れ、東京で暮らす中学2年生の美少女―御城 紫信(おしろ しのぶ)のクラスに、信州に現存する忍者の隠れ里―御城の里より幼なじみの忍者―奥 才蔵(おく さいぞう)が転校してきた。同級生にもかかわらず、紫信とは主と家臣の関係である才蔵は、恋慕う紫信と幼い頃に交わした“必ず助けに行く”という約束を果たしにやってきたという。そんな折、何者かの襲撃予告通りに紫信が襲われる事件が起こる。信州の旧家―御城家の覇権を巡り、その次期当主である紫信の秘密を狙い、あらゆる手で暴こうと暗躍する一味。数々の襲撃を退けながら絆を深める紫信と才蔵だったが、紫信の母で現当主―御城 松子(おしろ しょうこ)が都内で病に倒れた体を押し、御城家の本拠がある里へ戻ったとの報を受けて帰郷し、次第に室町の昔から連綿と続く、御城家の暗部へと踏み込んでいく。