『天才バカボン』(てんさいバカボン)は、赤塚不二夫とフジオ・プロ原作の日本のギャグ漫画である。赤塚自身の代表作で、これまで5回テレビアニメ化され、劇場用アニメやテレビドラマも制作されている。
バカボンの由来として赤塚自身は生前に雑誌などのコメントで(馬鹿なボンボン、バガボンド (vagabond) =放浪者、天才=ハジメちゃんとバカ=バカボンのパパとボンボン息子=バカボンの3人合わせて「天才バカボン」とした説、など)を唱えた。「バカボン」と「バガボンド」を掛けた題の短編『TENSAI VAGABOND』(週刊少年マガジン1974年11月17日号)も存在するため、現在言及されることが多い「薄伽梵」由来は後付であるとされる[2]。1967年4月9日の週刊少年マガジンでの連載第1回では、扉絵の部分に、「バカボンとは、バカなボンボンのことだよ。天才バカボンとは、天才的にバカなボンボンのことだよ」と説明文が記されていた。赤塚が育った新潟の方言では「バカ」に「とても」「すごく」「非常に」の意味もある[3]。