『度胸星』(どきょうぼし)は、山田芳裕による日本の漫画作品。『週刊ヤングサンデー』(小学館)にて2000年4・5号から2001年1号まで連載。単行本はヤングサンデーコミックス版で全4巻、小学館文庫版で全3巻、講談社KCデラックスから完全版で全4巻がそれぞれ発売された。
1969年のアポロ計画からおよそ50余年、人類はついに火星に到達した。NASA(アメリカ航空宇宙局)による「第4惑星への計画(エンターフォー)」は順調と思われた。しかしその矢先、突如として火星と地球の交信が途絶えてしまう。計画を推し進めていたアメリカは、火星に取り残されたと思われる4人のクルーを救出するため、全世界から新たにクルーの募集を始める。日本ではNASDA(「宇宙開発事業団」現JAXA。作品が発表された当時は組織が改組されていなかったため、作中では現実の時代背景とは異なる旧名称が用いられている。)が全国にクルー候補生を募り、トラック運転手である主人公三河度胸が仲間とともに厳しい選抜試験を切り抜けていく。火星では、ただ一人生き残った宇宙飛行士スチュアートが事故の発端となった正体不明の物体「テセラック」に壮絶な戦いを挑む。