とべない翼(とべないつばさ)は、原作:真樹日佐夫・画:梅本さちおによる日本の漫画作品。1970年から1971年にかけて『週刊少年サンデー』(小学館)に連載された。
主人公の五代明(ごだい・めい)は、学業は優秀だが、自分を庇って不良にリンチされるクラスメイトを見て鼻で笑う様な性格の持ち主だった。売れない画家である父親が交通事故で死亡したため、銀座のバーでドアボーイのアルバイトをして学費を稼ぐ事になった明は、その境遇に不満を抱いていた。ある日、客から預かった上着の中に大金の入った財布が残されていた事に気がついた明は、トイレに行くふりをして中身の金を抜き、財布を窓の外(明はドブ川が流れていると思っていた)に捨てた。だがそこには人がいて、落ちてきた財布を拾って店に届けた事でその所業が判明し、明は警察に逮捕された。