『最果てのパラディン』(さいはてのパラディン)は、柳野かなたによる日本のライトノベル。小説投稿サイト『小説家になろう』で2015年5月1日に連載開始。書籍化の打診を受け、2016年3月25日からオーバーラップ文庫(オーバーラップ)で刊行が始まった。書籍化後も『小説家になろう』での連載は継続している。いわゆる「転生もの」から発想を得た作品であり、前世の記憶がある少年を主人公にした異世界ファンタジーである。
引きこもりとして無為な人生を過ごし、後悔して亡くなった主人公は記憶を保持したまま異世界に転生する。ウィリアム(通称:ウィル)と名付けられた赤ん坊は、数百年前に人の絶えた廃墟の街で、生前は英雄として知られた3人の不死者ブラッド、マリー、ガスに育てられる。今度こそ悔いのない人生を送ることを決意したウィルは、スケルトンの剣士ブラッドからは武術を、ミイラの神官マリーからは一般常識と信仰を、ゴーストの魔法使いガスからは学問と魔法を学び成長していく。