『西の善き魔女』(にしのよきまじょ、The Good Witch of the West)は、荻原規子による日本のライトノベル。C★NOVELSファンタジア(中央公論社)より1997年9月から2003年5月まで刊行された。2001年と2004年の2度、新装版が刊行された。メディアミックスとして、「月刊コミックブレイド」(マッグガーデン刊)にて桃川春日子の作画によってコミカライズもされ、2006年4月からテレビアニメ化された。2013年6月から、KADOKAWAのブランドカンパニー角川書店の角川文庫より、新装版が刊行された。
女王制の国グラールの北方、辺境の地セラフィールドで生まれ育った15歳の少女フィリエル・ディー。彼女は、生まれて初めての舞踏会の朝、幼なじみの少年ルーンから青い石の高貴なペンダントを手渡される。それはフィリエルの父、天文学者ディー博士が彼女に託した品だった。そして、このペンダントがきっかけで、高地の村娘だったフィリエルの日々は一変してゆく。