『ののちゃん』は、いしいひさいちの4コマ漫画。サトウサンペイの『フジ三太郎』に代わる『朝日新聞』朝刊の4コマ漫画作品として、1991年10月10日から『となりのやまだ君』の題で連載が開始された。同作者の『おじゃまんが山田くん』を意識して付けた名前だったが、主人公であるのぼるくんよりも妹のののちゃんの人気が高かったため、1997年に題と主人公が変更された。
いしいにとって初めての(毎日掲載を前提とした)全国新聞連載作品である[注釈 1]。しかし、それまでの雑誌などでの作風を大きく変えることなく作品を執筆しているため、全国紙の新聞連載4コママンガとしては珍しい特徴が見られる(特に『となりの山田くん』初期)。その一つとして、主要キャラクターに関西弁を話す人物を複数設定したことが挙げられる(後年は脇役に岡山弁が増えていった)。新聞連載4コママンガとしては、オチが難解なエピソードも散見されるが、それが独特の味を生んでいる。また、有名人に対するあからさまな揶揄や、隠語に近い言葉を登場人物にしゃべらせるといった点もある(例として、以下のようなものがあった)。