『スカイフォール ~消し尽くせぬ夏の光~』は三門ジャクソンによる日本の漫画作品。「ビッグコミックス」(小学館)から発売。
戦時中の広島へ高校生がタイムスリップ! 原爆が投下される直前の広島に、時空を超えて飛んだ現代の高校生。原爆被災地となった広島でオーバーラップしてくる3.11の記憶・・・・・・ 【編集担当からのおすすめ情報】 戦後35年の1980年に綴られた『慟哭~この思い風化させまじ~』という手記があります。その手記の中で、かつて息子を原爆で失った母親はこう語っています。――(被曝遺族の体験談を)語ろうとすればオロオロと、いつも胸がいっぱいになり、心はますます閉ざされて、「忘れてしまったのか」と非難もされた。(中略)毎年その日(八月六日)は、私は誰もいないところを求めて思い切り泣くことにしている。その八月六日が何度もめぐり、そうして去って、「この悲しみがわかるものか」とかたくなな三十余年が過ぎた。(中略)人生の終着駅近くなったことを痛感し、黙し続けてきたことにたまらない焦燥感を覚えるようになった。いま残しておかなければ、この戦争の残酷さ、非情さを知らぬ人ばかりになると、はじめてペンを取る決心をしたのである。この手記がきっかけで『スカイフォール~消し去れぬ夏の光~』は生まれました。