『八犬伝』(はっけんでん)は、曲亭馬琴原作の『南総里見八犬伝』をオリジナルアレンジして、碧也ぴんくが1989年2月から2005年5月にかけて制作した漫画作品。『コミックGENKi』(角川書店)で連載を開始し、ミステリーDX(角川書店)で完結。OVA『THE 八犬伝』とのタイアップで始まったため、当初は原作から大きく離れた作品になる予定だったが、作者の文献調査に熱が入るにつれ原作に忠実となっていき、漫画として描かれた「八犬伝もの」としては異色の作品となった。こちらは変形B5版という形だった為、原稿もコミックスも大型になっている。全15巻。2004年に、ホーム社漫画文庫から全8巻で漫画文庫としてでている。
安房国・里見家の伏姫は、戦で手柄を立てた飼い犬・八房と結婚し、やがて懐妊。 犬の子を身ごもった身を嘆き、命を絶つ。その瞬間、姫の数珠から、八つの珠が飛び散った。 その珠と牡丹の痣を持つ八人の青年がこの物語の主人公…八犬士たちである。 やがて八犬伝は、彼らの青春へと舞台を移していく…