『ハトのおよめさん』は、ハグキによる日本の漫画作品。略称「ハトよめ」。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、1999年9月号より2012年12月号まで連載された。同誌の連載作品の中では『ああっ女神さまっ』『無限の住人』に次ぐ13年間にもわたる古参であり、『月刊アフタヌーン』の名物的連載であった。
『アフタヌーン』誌で一時期行われていた新人賞「ギャグパラ大賞」第2回大賞の受賞、掲載(1999年5月号)がきっかけとなり、連載開始(連載前の同年7月号には『ハトのおよめさんR(リターンズ)』を読み切りで掲載)。簡略化されたかわいらしいフォルムの動物たちが頓珍漢かつユーモラスな言動を繰り広げるという内容で、下ネタや時事ネタが多く取り扱われる。主人公・ハトのヨメのしばしば脈絡なく繰り出される罵詈雑言や、必殺の「ハトビーム」のインパクトが魅力。キャラクターごとにセリフのフォントが異なっているのが、本作品の特徴でもある。また、単行本の3巻以降に目次がないことも特徴の1つである。2011年に日本テレビの深夜帯で放送されるオムニバスアニメ番組『ユルアニ?』の中でFLASHアニメが放送された。