『花と悪魔』は音久無による日本の漫画作品。「花とゆめ」(白泉社)にて掲載。「花とゆめコミックス」から発売。最新刊は10巻
大悪魔―ビビが魔界から人間界に移り住んで二度目の冬、雪の日に自邸の門前に捨てられていた赤ん坊を気紛れから拾い、その子が花のような笑顔を見せた女の子であった事から“はな”と名付けた。それから、十数年後。成長したはなは、悪魔が触れると花は枯れてしまうと知りながらも、ビビに触れたい―好かれたいという一心から、毎日ビビの元へ花を届けるようになっていた。が、ビビは花の枯れる姿にはなを重ね、同じように傷付けることを恐れるあまりに、はなとの触れ合いを拒んでいた。そんなある日、魔界からビビを連れ戻すようにとの長老からの命を受けた悪魔―フェルテンが屋敷にやって来たことで、ビビとはなの関係が少しずつ変わり始める。