『ピンクのカーテン』は、『週刊漫画ゴラク』に連載されたジョージ秋山の漫画。また、それを原作としたOVA、実写映画、オリジナルビデオ、アダルトビデオ。映画版には、吉川敏夫が俳優として出演していた。
奥山悟と奥山野理子は、親も縁者もいない、この世にたった2人の兄妹だ。その野理子が、結婚相手の男と別れ、悟のアパートに転り込んで来た。野理子は妻子ある中年男、三田村とのただれた関係に溺れている。悟にとって妹と一緒の生活はとても楽しかったが、兄を男と意識しないで着替えたりする姿にはとまどいを感じた。妹の体は、暫く見ぬまに美しく成熟していた。その日も、悟が寝入ってから野理子は帰ってきた。バナナを頬張る野理子の姿に気づいた悟は悶々とするばかりだ。翌日、悟は勤め先のスーパーの同僚、須藤と飲みに行った。店の商品を流してクビになった須藤はセックスフレンドの直子を悟に紹介した。しぶしぶ直子と合った悟は、彼女の初体験の相手が実の兄と聞いてガク然とするのだった。直子は、悟が妹と同居していることを知り「絶対に手を出してはいけない」と言うと、童貞の彼を優しくリードした。一方、野理子は三田村に夢中で、悟は寂しさから再び直子を訪ねるが、彼女はキャバレーのホステスになっており、抱かせる代償に金を求めてきた。数日後、野理子は悟を高級レストランに誘い、そこで知らない女性を連れた三田村に出会った。そして、それは野理子と三田村の別れだった。その晩、酔いつぶれた野理子は全裸になって布団に入ると、悟に添寝して欲しいと言う。妹の髪を愛しげに愛撫する悟は、思わず下着を脱ぎ捨てると、体を押しつけた。あと一歩というところで、電話が鳴った。それは、直子からのもので、病気で寝ていると言う。危うく妹と関係するところたった悟は、直子の部屋に向かった。悟の優しさに感激した直子は、キャバレーを辞めて生活を改めると言う。翌朝、悟は昨夜のことを覚えていない野理子にホッとした。そして、悟は野理子に恋人を紹介すると言い、直子の部屋を訪ねた。2人がドアを開けると、兄に犯される直子の姿が目に入った。野理子は「もしお兄さんがあんなことしたら死んじゃう」と言う。その夜、体をもてあまして声を押し殺しながら自慰にふける野理子の狂態を見た悟は、妹が不憫でならなかった。そう思い悩んだある日、悟は睡眠薬を入れた水割りを飲ませ眠った野理子を犯し遂に近親相姦を達成させた。実の兄弟に犯された事に気づいた野理子は半狂乱になり抵抗をするも兄が近親相姦を決意させた理由を聞いたり一晩中愛される内に彼女は自分の心の弱さを知るのであった。