『いいひと。』は、高橋しんによる日本の漫画作品、および同作品を原案とした日本のテレビドラマ。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて1993年18号から1998年50号まで連載された。漫画単行本は『ビッグコミックス』(小学館)から全26巻が発売され(後に小学館文庫で全18巻刊行)、他に後日談を集めた短編集が1巻存在する。
ゆーじは北海道出身の青年で、高校・大学と陸上部の長距離走選手だった自分に夢を見させてくれた愛用のシューズの販売元、国内最大手のスポーツ用具メーカー「ライテックス」が好きだからと、上京して同社の面接を受ける。持ち前のお人好しぶりから様々な厄介事に巻き込まれて面接に遅刻したり、紆余曲折を経ながらも入社を果たす。そして入社後、新入社員を代表してスピーチを行うが、その場面で社長に苦言を呈す。その後、様々な思惑により、様々な部署を異動することになるが、最初は不審がられたり反感を持たれたりしながらも、持ち前の人の好い性格で周りの人の心を動かしていく。