『ぼのぼの』(BONOBONO)は、いがらしみきおによる日本の4コマ漫画[注 1]作品と、その主人公のラッコの名前。また、その4コマ漫画を原作とするテレビアニメーション、アニメーション映画。タイトルの『ぼのぼの』は『ほのぼの』に濁点をつけたもの。
不条理ギャグと哲学とほのぼのが融合した、独特の作風が特徴。2023年7月時点で第48巻まで発売されており、累計発行部数は2024年3月時点で950万部を超えている[2]。『ぼのぼの』はかわいらしい動物のキャラクターとディスコミュニケーションによる哲学的な笑いなどの作風が人気を呼び、幅広い層のファン層を獲得。30年以上に渡る連載に加え、絵本やぬいぐるみ、アニメ化されるなど記録的な大ヒットとなった。2016年で連載30周年を迎えた。他に、このキャラクターによる絵本、ぼのぼの絵本「かわいそうのこと」「大きいのこと 小さいのこと」「メガネヤマネくんのこと」(いずれも絶版)、「クリスマスのこと」、20周年記念作品の「ツワイオのこと」がある。文庫版は、単行本30巻までを収録した全15巻が刊行されている(2003年から2014年まで刊行されなかったが、2015年発売の11巻より刊行再開)。ボックス仕様でも発売されている。また、コンビニコミックの廉価版総集編として「シマリスくん大活躍!!号」も刊行された。