『鬼 -2889年の反乱-』は永井豪とダイナミックプロによる日本の漫画作品。
復刊ドットコムの新レーベル=第1弾!「手天童子」の奇才・永井豪がSF作家としての才能を開花させた初期傑作が、これまでにない豪華仕様、完全限定の希少本で新登場!復刊ドットコムが送る新レーベル。これまで当社では、雑誌連載時と同じサイズで読めるB5判の《オリジナル版》や現存する生原稿を原寸のままノドが曲がることのないようコデックス装で製本しまとめたなどをシリーズ化し発売してきました。これらに続く兄弟企画として、新たにレーベルを立ち上げます。▼主な仕様◇本体はA4判で、初出掲載誌の誌面を超える迫力を伝えます。◇ハードカバーで製本された本体表紙は特色印刷を用い、またコレクターズアイテムとして本体を傷ませないよう長期保存するのに適したスリーブケース入りの造本とします。◇本文には、通常の漫画の単行本などに用いられる書籍用紙ではなく、斤量(厚み)と光沢のある用紙を用い、美術書のような高品質印刷によって、原画の持つ精細さを損なうことなく表現します。◇漫画は初出時と同じくB5判フルサイズで掲載。A4判の版面に印刷することにより、ゆったりとして重厚な読み心地を目指します。◇2色/4色印刷で、カラーページなどはすべてそのまま再現します。この新レーベルの第1作として取り上げるのが、永井豪による『鬼 -2889年の反乱-』です。「週刊少年マガジン」1970年第1号に一挙100ページ掲載された、初期の永井豪を代表する読み切りSF作品として知られる傑作です。それまではもっぱらギャグ漫画家として知られていた著者にとって初の本格的なSF作品であり、そのあと立て続けに描かれた『吸血鬼狩り』『ススムちゃん大ショック』などの短編群によって、「SF作家としての永井豪」という側面が確立してゆくきっかけともなりました。ここで描かれた、単純な「正義と悪」の二元論には収まり切らないストーリー構成や深いテーマ性が、のち1972年に連載開始する『デビルマン』を始めとしたSF大作へと繋がっていったことからも、著者のキャリア中において、きわめて重要な位置を占める作品です。著者が漫画家デビュー以前から関心を抱いていた「鬼」というテーマを本格的に取り上げた作品として、つい先ごろ当社より「初出完全版」として全4巻が完結した『手天童子』の原点でもあるこの記念碑的傑作を、A4判・上製・スリーブケース付のとして刊行いたします。巻末には、執筆当時の回想や作品への想いを語る著者インタビューも収録予定!完全限定商品ですので、この機会をお見逃しなく、ぜひ新たな造本での名作を存分にお楽しみにください。
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | oni nisenhappyaku hachijuukyuunenno hanran |
|