『まるせい』は、花見沢Q太郎による日本の漫画。『月刊ヤングキング』(少年画報社)で2013年9月に第1話を掲載、2話以降は『月刊ヤングキングアワーズGH』(同社)にて2015年4月号まで連載された。花見沢Q太郎本人のデビュー直後からの状況をモチーフに、脚色・創作要素を大幅に加えている。『月刊ヤングキング』にて2013年7月号まで連載されていた『少年よ大志を抱け!』の直接の続編。タイトルの「まるせい」は成人向け漫画を意味する「成」の丸囲み文字のこと。
大学在学中に漫画家デビューを果たした花比野Q一朗は漫画で食べていくことを決意し、大学を中退して上京する。3年後。『コミックイルカ』をはじめとする「ツバサ書房」の雑誌で14本の作品を発表しているものの、いまだ駆け出しの域を出ていないQ一朗。ようやく初の単行本が出せるという話になったが、その直後、出版社倒産の知らせを受ける。