浅春観測(せんしゅんかんそく)は、鳥谷コウによる日本のボーイズラブ漫画である。
中高一貫校に通う雀松遥は、進級した学期初めに、最寄り駅のベンチで眠りこけている同じ中学の制服を着たサイズの合わない新入生の八谷鷲人と出会った。鷲人の隙の多さと遥自身の世話好きな性格が相俟って、鷲人の面倒をよく見るようになった。遥はいつも鷲人のことを心配し、また会話の話題もそれっきりになったことや対応の不公平さが原因で、付き合っていた彼女にフラれてしまった。遥の元彼女は昼休みに鷲人を突撃してビンタを食らわせ去っていった。何が起きたかわからない鷲人は屋上で遥によってその理由の説明を受けたが、その帰り、遥との身長差階段二つ分を越したら伝えたいことがあると宣言した。遥はその宣言に動揺を隠せずも、次第に成長していく鷲人の様子を見守り続けた。二人の心の距離は成長と共に少しずつ縮まっていく。