『犬を飼う』(いぬをかう)は、谷口ジローによる日本の漫画作品、並びに同作品を標題とした単行本の書名である。 1992年に、第37回小学館漫画賞審査員特別賞を受賞した。
「たかが犬一匹、しかし、なくしたものがこれほど大きなものだとは思わなかった。そしてタムの死が私たちに残してくれたもの......それはさらに大きく大切なものだった」 谷口ジローが自らの体験にもとづいて描いた、愛犬の最期を看取る悲しくも感動的な日々。生命の重さがいやおうもなく胸を打つ。第三十七回小学館漫画賞審査委員特別賞受賞の名編。 ほかに『そして...猫を飼う』『庭のながめ』『三人の日々』『約束の地』の傑作4編を収録。文芸コミックの決定版。