『UTOPIA 最後の世界大戦』(ユートピア さいごのせかいたいせん)は、足塚不二雄(のちの藤子不二雄)による日本のSF漫画作品。1953年に出版された。藤子不二雄(藤本弘と安孫子素雄)の合作による漫画作品としては、最初で最後の単行本描き下ろし作品である。作品は全96ページ。全1巻。鶴書房による初出では、中島利行『覆面団』併録。
機械文明の発展した未来を描き、それが必ずしも人類に平和をもたらすものではないというテーマを掲げて描かれた。そして戦後間もない頃に描かれた作品のため、戦争批判や戦後復興への憧憬も色濃い内容である。そしてこの作品の中核である「ユートピア」で描かれている、「人々が管理され、裏切り者は弾圧・抹殺される」という点で、管理社会に対する批判も見て取れる(「ディストピア」も参照の事)。
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