『ゆきのはなふる』は、わかつきめぐみによる日本の漫画。いわゆる主様シリーズの連作を収録して、2006年6月に白泉社のジェッツコミックスから刊行された単行本『ゆきのはなふる』に、書き下ろしで収録された。
※収録作品:『くちなしの薫る頃』, 『春は花笑み』, 『天つ水降り』, 『雨の宮 風の宮』, 『雨の宮 風の宮・春の虹』, 『はるつぼみ桜色』, 『あわゆき、ふわり』, 『ゆきのはなふる』
不香花洞の「主様」で雪を降らせる「雪師」の幻宵はある日、池に落ちてきた人間そっくりの少女の人形と出会う。洞の侍女たちや交流のある眉掃山の香珠姫たちが人形を可愛がっていたある日、「雪花」と名付けたその人形は幻宵が口ずさんだ伝承の唄に反応して動き出す。幻宵は激しい戸惑いを覚え始める。