『まれびと親指姫』はなるしまゆりによる日本の漫画作品。「ウィングスコミックス」(新書館)から発売。最新刊は3巻
市国に住む粘土工(クレイワーカー)のヨキは、精霊市国・勤労庁の口入れ屋に働き手の手配をお願いしているのだが、来るのは頼んだ条件とはまったく違う働き手ばかり。文句ばかりの爬虫精霊の家守に少し手を焼いている。両生精霊の井守はそんなヨキに同情的だ。そこへ今度はヨキの元にひとりの少女が送られてきた。王立霊薬工場で魔草を枯らしてしまったという逸話つきの少女だ。妖精汚染で戯化した絵本を持ち、かつて妖精にトォメリーサと呼ばれていたという。そうしてヨキと少女のぎこちない日常が始まったーー。「少年魔法士」「原獣文書」で時代を画した物語師なるしまゆりが“この世界”に生きるすべてのひとに贈る、待望の新作ファンタジーついに開幕!
家主で粘土工のヨキのもとに住み込みで働く、名前のない妖精汚染の少女。妖精の納税所から帰宅したふたりの前に姿を現したヨキの“弟”で魔王のユーディは、少女に美しくもいわくありげな着物を贈り物として置いていく......。名前をつけよう、この世界で生きていくつもりがあるならーー。ヨキは少女に「リサ」という名前を贈る。本当の名前をもらったと喜ぶリサは、ヨキのもとで働く決意を新たにする!「私は、誰かの役に立つ人間になりたい。」それはリサの強い意志だった。そしてそれは、持っていた絵本「親指姫」のお姫様への共鳴でもあったーー。誰かの役に立つ人間になりという私の願いは、今は全て自分のためだ。その怒りを晴らすためのものなんだ!ヨキの相談から、とある仕事を手伝うことになったリサは、人間に営みについて思いを馳せる。そして、ふたりは町へ塩を買いに行き、まずは生活を立て直すことから始めることにするのだが......!?ヨキと弟の邂逅、精霊王家の血脈、困った女王の母親など、ヨキを取り巻く因果が明かされていく中、不穏な影がふたりの世界にしのびよる!
▼ 情報(Information) |
作者 | : | なるしまゆり | 出版 | : | 新書館 | レーベル | : | ウィングスコミックス | 刊行期間 | : | 2023年01月26日(1巻発売) | ISBN(1巻) | : | 9784403623547 | ISBN(3巻) | : | 9784403623783 | 最新刊 | : | 3巻 |
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▼ 言語(Language) |
Japanese | : | marebito oyayubihime |
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