『覇-LORD-』(は・ロード[信頼性要検証])は、原作:武論尊、作画:池上遼一による日本の漫画。三国志を題材としている。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて連載された。
舞台は中国後漢末期から三国時代。西暦184年、卑弥呼の倭統一に貢献した奴国の勇将・燎宇は後漢の“覇”を握ることを決意する。単身で後漢・幽州に渡り、そこで劉備、関羽、張飛の三兄弟に出会う。燎宇はこの3人と行動を共にするが、やがて劉備が極悪非道の人間と知る。ある日、劉備が新しい剣の試し斬りを目的に罪人を殺害しようとするが、燎宇はこれを阻止し、さらに劉備の首を刎ねてしまう。関羽、張飛は憤慨するが、燎宇はこの2人が純粋な気持ちで劉備に従ってはいなかったということを見破り指摘する。その後、関羽、張飛は燎宇の行動、思考を目の当たりにし、燎宇を新たな劉備として仕立て上げることを決意する。3人は桃園で新たに義兄弟の誓いを交わした。