『ワタリ』は、白土三平による日本の漫画作品。実写映画化もされた。
時は天正年間、百地党と藤林党の争いが続く伊賀の里。そこでは下忍たちの命は使い捨ての駒として軽く扱われ、「死の掟」と呼ばれる意図不明な粛清に怯える日々を送っていた。そこへ突如、伊賀の里に現れた謎の忍者、ワタリとじい(四貫目)。彼らは伊賀、甲賀、いずれにも属さない「ワタリ一族」と呼ばれていた。百地党と藤林党の争いの最中、下忍たちは「死の掟」をはじめとする圧政を打倒するために「赤目党」を結成。一旦は首領を倒したが、最終的には壊滅に追い込まれ、さらなる圧政が敷かれることになる。そしてワタリとじいに藤林党首領直属の暗殺部隊「伊賀崎六人衆」が迫る。