『低俗天使』(ていぞくてんし)は、手塚治虫による日本の短編漫画作品。初出は『週刊少年ジャンプ』(集英社)1975年5月12日号、愛読者賞参加作品として読み切り掲載された。総ページ数は44ページ。
戦場の報道映像を取り終えて横須賀に帰国した報道カメラマンの四谷仁吉は、帰社する車内で自分のカバンの中に一人の小さな少女が隠れているのを発見する。カーラジオからは、スパイの疑いのある密航難民が共犯者と目される報道カメラマンと共に逃走中で、当局が行方を追っているというニュースが流れる。少女はジュジュという名前で、船に乗るときに両親と生き別れになったという。仁吉はそのまま少女と共に逃亡生活を送るハメになってしまう。