『アスタロト』は、魔夜峰央の漫画作品。秋田書店の漫画雑誌『別冊プリンセス』に1991年から1994年にかけて連載されたが、掲載誌の休刊により未完で終わった。同社の『ひとみCCミステリー』において1995年から1996年にかけて「アスタロト外伝」が掲載されたが、こちらも掲載誌の休刊により未完に終わっている。
魔界では、帝王サタンとこれに対立するベール大王の二大派閥による冷戦が長く続いていた。そんな折、サタン派のアスタロトが眼をかけていた使い魔の子供がベール派の悪魔に暗殺され、激怒したアスタロトは、ベールおよびベール派でアスタロトとは仇敵のベールゼブブに敵意を燃やす。サタンは動かなかったが、怒りの収まらないアスタロトは独断でベールゼブブ配下の魔王を次々に暗殺し始めた。サタン派とベール派の争いが激化することを恐れたサタン派の筆頭ルキフェルは、やむを得ずアスタロトを指名手配するも、時すでに遅くベールゼブブも応戦するようになり、魔界は両派閥の全面対決に動き始める。
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