『愛と誠』(あいとまこと)は、原作:梶原一騎・作画:ながやす巧による日本の漫画(劇画[注 1])。『週刊少年マガジン』(講談社)にて1973年3・4合併号から1976年39号まで連載された。1975年に講談社出版文化賞児童まんが部門を受賞。累計部数は500万部を突破している。映画化・テレビドラマ化・ラジオドラマ化などもされている。
信州の蓼科高原で早乙女愛(さおとめ あい)が偶然出会った不良青年・太賀誠(たいが まこと)。彼は幼い頃、愛の命を救った時、額に大きな傷を負ったばかりでなく両親や自らの人生さえも壊れてしまう。その償いとして誠を東京の高校へ転入させ、更生させようとするが、傷を負わされた誠の怒りは強く、逆に暴力で学園を支配しようと企む。しかし愛の献身的な行為により、これを阻止されると誠は関東一の不良高校・花園実業へと転校する。愛、そして彼女を愛し陰から支える男・岩清水弘(いわしみず ひろし)も花園へ移り物語は新たな展開を示す。