『アルキメデスの大戦』(アルキメデスのたいせん、英語: The Great War of Archimedes)は、三田紀房による日本の漫画、およびそれを原作とした実写版映画。軍艦、戦闘機など旧日本海軍の兵器開発・製造について、当時の技術戦略と人間模様をテーマにしたフィクション作品となっている。
「これからの戦争は航空機が主体になり、巨大戦艦は不要になるであろう」と考えている山本五十六海軍少将は、平山忠道造船中将[注 3]が計画している無駄に大きい巨大戦艦の建造計画案ではなく、対航空機戦闘を考えた藤岡喜男の案に賛成する。一方、平山は不当に安い見積もりで、自らの巨大戦艦の建造案「大和」を新型戦艦造船会議で通したいと考えていた。平山の計画を阻止するために、山本は、元帝大生の櫂 直(かい ただし)を海軍主計少佐に抜擢する。
追い詰められ、自責に駆られ、その先に櫂が見出したものとは。櫂と東條、因縁の二人が最後に交わした言葉。櫂の口から語られる「大和」の最期。数学で戦争を止めようとした男・櫂直。彼が辿り着いた未来がここに。終戦後、櫂は戦争犯罪人の嫌疑をかけられ、巣鴨拘置所に勾留されていた。連合国軍総司令部からやってきたデビット・クロス陸軍少佐により、取り調べが開始されるも、櫂は証言を拒否。デビットは櫂を戦争犯罪人として処刑するため、激しい口調で櫂を追い詰める......。
▼ 情報(Information) |
作者 | : | 三田 紀房 | 出版 | : | 講談社 | 掲載 | : | 週刊ヤングマガジン | レーベル | : | ヤンマガKCスペシャル | 刊行期間 | : | 2015年11月21日 - 2023年9月21日 | ISBN(1巻) | : | 9784063827811 | ISBN(38巻) | : | 9784065341209 | 最新刊 | : | 38巻 |
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▼ 言語(Language) |
中文 | : | 阿基米德大戰 | 한국어 | : | 아르키메데스의 대전 | Japanese | : | arukimedesunotaisen |
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