アンドロイドVは「月刊冒険王」1965年(昭和40年)1月号〜10月号まで掲載された宇宙SF冒険大活劇(スペース・オペラ)マンガ。作中に木星や火星、水星などの説明のほかアンドロイドとサイボーグの違いも描かれており、当時としてはかなり科学的なマンガだった。絵柄は初期原作のサイボーグ009より少しすすんだ感じでSFにとっつきやすく解説入りで描かれている。
宇宙連邦秘密警察アルファベット戦隊の「アンドロイドV」は、ある日隕石とともに飛来した「発光宇宙生命体ペペル」と「モコ」に遭遇し「ペペル」が「V」に共存、隕石でやられたグレートハウンド犬の「ロボ」には「モコ」が共存し、「V」は徐々に「落ちこぼれアンドロイド」から「優秀なアンドロイド」へ成長していった。こうして「V」と「ロボ」のコンビは木星第4衛星のドーム・シティーで狂いだしたロボットから人々を救い出し、火星では火星大使の娘「リタ」を誘拐した一団と戦い、地球では水星刑務所から脱獄した囚人や水星人間(高熱冷熱の二面性をもつ水星のようなロボット)と戦い人々を救うなど破損しながらも次々と難事件を解決していくストーリー。