『インフィニティ・ガントレット』 (The Infinity Gauntlet) は、1991年12月よりマーベル・コミックスから出版された全6号のリミテッド・シリーズ(英語版)[† 1]であり、同作に登場する架空の道具の名称でもある。原作はジム・スターリン(英語版)、作画はジョージ・ペレス(英語版)とロン・リム。本作は同名のクロスオーバー・イベントの中核であり、プロット要素のいくつかは他誌のタイイン号[† 2]でも扱われた。初出のコミックブック以外にも数多くの形式で再版が行われている。
全宇宙に存在する生命体の数が急速に伸長し、これまでに死んだ死者の数を越えた。ミストレス・デスはサノスに対し、宇宙の生命の半分を殺して均衡を回復するように命じる。サノスの目的を知ったシルバーサーファーは阻止しようとするが、サノスは干渉を逃れるため自らの死を偽装する[39]。デスの次元に移ったサノスは、任務を達成する最善の方法を模索するうちに6個一組のインフィニティ・ジェムに目をつける。かつて自身が武器として使っていた強力な物体だが、想定を超える強大なパワーを所有者に与えることが判明したのだった。それぞれのジェム(スペース、タイム、リアリティ、マインド、ソウル、パワー)は宇宙の六つの相の一つを支配していた。サノスは宇宙を股にかけてジェムを集め、自身の左のガントレットに埋め込んでいく。すべてが集まったとき、サノスはデスに謁見し、今こそ対等の存在として言葉を交わしてくれることを期待する。しかし、デスはそれまでと同じく取次を介して言葉を伝えた。それはサノスが彼女よりも上位の存在となったためだった[40]。