『SFファンシーフリー』(SF and Fancy Free)は、手塚治虫のSF漫画作品。早川書房の『S-Fマガジン』1963年2月号から1964年2月号まで一話読み切り形式(「緑の果て」と「ガリバー旅行記」は分載)で連載された。全9話。1978年にはFM東京「音の本棚」内でラジオドラマが放送されている。
※収録作品:『炎症』, 『うしろの正面』, 『そこに指が』, 『一寸の虫』, 『24時間まえの男』, 『ゼンソクの男』, 『緑の果て』, 『七日目』, 『ガリバー旅行記』
全9話だが各作品にストーリー上の繋がりはなく、それぞれ独立した短編である。形式に関しても、漫画ではなく絵物語として描かれている作品が5作品含まれている。また、9作品のうち7作品は総ページ数5ページの短編で、「ガリバー旅行記」が10ページ、もっとも長い「緑の果て」でも15ページである。なお「緑の果て」はのちにリメイクされている(詳細は緑の果てを参照)。