『OVER TIME』(オーバータイム)は、天野洋一による日本の少年漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2006年33号より52号まで連載された。読切作品『ウサギとカメとストライク』で金未来杯を受賞した天野の初めての連載作品であり、『ウサギとカメとストライク』同様野球を題材としている。
中学3年生である琴吹太朗は野球部に在籍しているが全然練習に出ない幽霊部員。中学生活最後の試合も抜け出してしまう。抜け出したその日太朗は、野球で地元一の実力を持つ鷹見与作を知る。与作は、その外見・行動・言動から人を殺したことがあるのではないかといわれるほど、皆に恐れられていた。しかし実際は、甲子園に行くためには練習も妥協しないまじめな人間であった。中学卒業が迫ったある日、太朗と与作は偶然同じバスに乗るがそのバスが転落。太朗は軽傷で済むが与作は死亡してしまう。後日与作の墓参りに行った太朗であったが、そこで幽霊となった与作と再会。「連れてけ 甲子園」と言われる…。