『おぼこ』は、荻野真による日本の漫画。『ビジネスジャンプ』(集英社)において、2003年17号から2004年1号、2004年10号から12号にかけて連載された。全12話。単行本全1巻。タイトルの「おぼこ」とは、出世魚であるボラの幼魚の呼び名で、世間慣れしていない若者、または処女を指す言葉でもあり、作中では女子高生である主人公がしばしば「おぼこ」と呼ばれている。また、後に荻野が船釣り情報誌『つり丸』に連載した漫画『サルビアの海』の原型となった作品でもある。
主人公・一色 海(いっしき うみ)は女子高生。家は相模湾で釣りの貸し船を仕立てる船宿「一色屋」だが、1ヶ月前に漁師である父が急死し、存続が危ぶまれていた。海は数々の難題を抱えながらも父の跡を継ぎ、船舶免許のないまま船頭として遊漁船に乗り込む。海の学級の副担任である若き新任教師・石蕗 陸(つわぶき りく)は、船も釣りも素人の身でありながら海の危機を救いたい一心で、海とともに遊漁船に乗り込み、世間の荒波へと立ち向かう。
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