『おやすみなさい。』は、小田原ドラゴンによる日本の漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、1998年第13号から2002年第46号まで連載された。
主人公である上野鉄郎は、ミラーボール製造工場で働く童貞な成人男性である(デビュー作である「僕はスノーボードに行きたいのか?」では、工場に勤めて4年と書かれているので、推定年齢22歳と考えられる)。そんな上野鉄郎の日常の出来事を、愉快な登場人物と共に独特のほのぼのしたタッチで描かれた作品である。鉄郎が巨乳好きと云う設定は、作者自身も巨乳好きだからである事が理由であったり、第100話では、作者自身が漫画に登場し、鉄郎をキャバクラへと無理やり連れていったり、鉄郎がミキサー付きのAMラジオ用トランスエミッタを使用して海賊版ラジオ放送を行うエピソードは、作者自身がおもちゃのミキサー付きのAMラジオ用トランスエミッタを買った事が元になっていたり、鉄郎が格安のメルセデス・ベンツを買うと言う話を描き、作者自身もある雑誌ライターから30万円後半の赤いメルセデス・ベンツ 190Eを紹介してもらい、自分自身も格安ベンツオーナーになった事を機に、「おやすみなさい。」の掲載ページの下に「ベンツ日記」が2行程書かれた時期があったり、さらには自分の友人をモデルにしたキャラを登場させたりと、作者自身の思いや出来事などを作中に反映されていたりした。